おいしいお菓子とお客さまをつなぐ仕事 【社員インタビューvol2】 volume2

北海道コンフェクトグループの社員に今までの経歴や現在のお仕事を掘り下げて聞く【HCGインタビュー】、今回は株式会社COCでプロジェクトマネージャー をされている荒木多理愛さんにインタビューしました!

- まずはご経歴から伺えればと思います。荒木さんは2022年にJoinされたんですよね?牛の話も少しお願いします!

大学時代は、帯広畜産大学で食品科学を専攻していました。食品の化学特性や工学、栄養学を学ぶ学問で、研究室は研究対象を「ミルク」とする酪農科学の部屋に所属していました。
牛の話ですが、大学には研究用の牛が100頭程いて、この牛たちを365日朝晩5時に搾乳する「うしぶ。」というサークルに所属していました。せっかくなので、ここでしかできないことがしたい!という想いで始めた活動です。

現場で働き、酪農家さんが毎日身を削って働いていらっしゃることを実感しましたし、牛乳の販売を学内で行っていたのですが、自分が搾乳した牛乳が、お客様の手にとられていった瞬間の感動を今でも鮮明に覚えています。元々食品に興味があって勉強をしていましたが、改めて食品をお客様に届けられる仕事に就きたいと考え、食品メーカーに就職しました。
そこでは商品企画を2年、開発を3年経験し、モノづくりの楽しさを体感していましたが、同時にどんなに良い商品を作っても、作るだけでは売れない現実も痛感していました。
だからこそ、売り方について考える「企画」の重要性を再度認識しましたし、生産側に立ったからこそ、良いものがあることをお客様に伝えたいと思うようになったんです。
それで「価値のある商品と、それに価値を感じてもらえるお客様を繋ぐ仕事」がしたいという気持ちで転職活動をしました。中でもD2C分野はずっと好調で存在感が高まっていたので、その世界に入ってみたいと思うようになりました。

- なるほど。そんな経緯で転職を考えられたんですね。

はい。そしてCOCとの面接の機会があり、挑戦する人を歓迎する社風や空気感が決め手となり、入社を決めました。面接時には、止める判断をしたブランドの話など、ありのままを話していただけたことにも好感を覚えましたし、既存ブランド・商品の世界観の作り込みが深く、どのように形作られているのかに興味を持ち、一緒にチャレンジしてみたいと思いました。

現在は、「ユートピアアグリカルチャー」全体の企画と広報の業務を担当しています。プロデューサーのもと、「地球にも動物にも人にもおいしいお菓子づくり」「放牧酪農の価値を高める」という理念を念頭に、お客様に美味しいお菓子や素材、情報を届けるためのお仕事です。看板商品であるチーズケーキの「CHEESE WONDER」、自社牧場でとれた素材の定期便「GRAZE GATHERING」などはもちろん、UAが取り組む北海道大学 と提携して牛が出す温室効果ガスを放牧によってオフセットする実証実験のやりとりなども行なっています。

- 大学時代の経験が、時を経て、活かされているような感じですね!

そうなんです。大学卒業後、牛に関わることになるとは思いませんでした。
当時していた、アニマルウェルフェア(動物は生まれてから死ぬまでその動物本来の行動をとることができ、幸せでならければならない、という考え方)のディスカッションが仕事への理解に繋がるなど、改めてどんな経験も無駄にはならないなと感じています。

- ユートピアアグリカルチャーの仕事に携わって、一番喜びを感じた瞬間はどんな時ですか。

作り手としての思いも含め、お客様にしっかり商品が届いているなと感じたときはすごく嬉しいです。
特に最近はSNSで感想を発信していただくお客様も多いので、思いが伝わったことをちゃんと確認できるのは、やりがいにも繋がりますね。

- 社内の話をもう少しお聞きしたいのですが、一緒に働かれている方はどんな方が多い印象ですか?

一言でいうと、社内外問わずプロフェッショナルが多いなという印象です。
COCの社内は転職者が殆どで、それぞれ個性的なバックグラウンドを持つ方が集まっており、立ち話レベルでもハッとするような気付きがあります。各々の観点からの意見が結集するので、自分になかった新たな考え方を吸収できる機会がすごく多いです。
そして、自然に一人ひとり尊敬する所が見つかるんですよ!
そういう個性の部分が発揮されやすいような環境なのかもしれないですね。
また、マーケティングプランニングやプロデュースなど幅広く造詣が深い方、ブランドコンセプトをデザインで精度高く表現される方、お客様が触れる・体験する部分にきめ細やかな設計をする方など、挙げていくとキリがないぐらい多種多様な分野の最前線で活躍されてきた方々と仕事をする機会が多く、とても刺激を受けます。

- ちょっと恐縮してしまいそうな雰囲気ですが、そんなことはないのですか?

全然そんなことはないです!すごく優しい方ばかりですよ。
立場関係なく、建設的に議論してくださる方が多いです。
人がついてくる人というか…人格者ですね。やっぱりいい人達の周りには、この人と一緒に働きたいと人が集まってくるのだなと実感しました。
影響力のある方の意見が重視される環境ではなく、ロジカルな根拠を持った提案であれば、立場や年齢関係なく、意見が通りやすい環境だと感じます。
風通しがいいと言うと月並みな言葉に聞こえるかもしれないですが、心から思いますね。

- 荒木さん自身もブランドを手掛けたり、挑戦されていると思うのですが、挑戦の原動力はどんなところにあるのでしょうか。

真太郎さん(代表)から掛けられた言葉ですごく印象的なものがありました。
「(完成度が)50%でもいいから良いと思ったことはやってみてほしい。責任は私がとるから」と言われる場面が何度かあったんですよね。
ダメだったら理由を分析してすぐ次の方法を試せばいいという考え方にはとても勇気づけられています。適当にやれという訳ではなく、もちろん仮説を持って準備する必要はありますが、やはり挑戦する人を歓迎する社風ですね。

- 代表自らそんな言葉を発信されるのは、確かに挑戦を応援する社風、というのが伝わりますね!荒木さんの今後挑戦していきたいこと、目標を教えていただけますか。

今はどちらかというと、色んな強みや個性を持った方々の潤滑油的な存在だと思っていますし、自分自身得意な動き方なのですが、今後はエンジン側というか、自らが周りを巻き込んでいけるような動きもしていきたいです。
今あるブランドの底上げ、新しいブランドの立ち上げなど幅広く関わりたいです!

- 今後も会社が大きくなり、仲間も増えていくと思うのですが、どんな方と一緒に働きたいですか。

当社は明確な理念や具体的な目標がある会社なので、その理念に共感いただける方というのが、最終的に一番なのかなと思いました。
先ほどの話にもありましたが、各々のバックグラウンドを生かした方が集まっている会社なので、目標に向かって今までの経験を生かして、各々の能力を発揮していただければ、リーダータイプでも縁の下の力持ちタイプでも活躍いただけます。理念に共感する仲間が集まればどんどん会社としても成長していきますし、良い変革が起き続けるのではないかと思います。

- 新卒採用も実施しておりますので、学生さんにもアドバイスをお願いいたします!

とにかく学生時代は、やりたいと思ったことをやってほしいです。
自分が楽しい、好きと思えることなら何でも良くて、打ち込んだ体験•経験はいつかどこかで必ず活きると思います。
就活については、自分が大切にしたい観点・軸を決めた上で、最後は一番自分がわくわくする世界に挑戦してほしいです!